今日「中国流行音楽」コーナーにアジアの有名な中国人歌手王菲/Faye Wongの「但愿人长久」MTVを追加しました。
実はこの歌の歌詞は中国有名の詞(漢詩に似ている文章の一種)宋の大詩人蘇軾が書いた「水调歌头/水調歌頭(蘇軾)」から借りたものです。最近は、よく「中国語の響が綺麗なあ」と聞きました。嬉しい私はこれから、少し中国語の最も美しい漢詩詞を皆さんに紹介して、発音を練習しながら、美しい中国語を楽しんでみようかと思っています。興味があれば、ぜひ行ってみてください。後で、音声も追加する予定です。
http://www.idogicat.com/wcs/Chinaneko/W ... ngjiu.html
http://www.idogicat.com/wcs/Chinaneko/S ... ading.html
但願人長久
最近は、と、聞きましたの過去形は呼応しません。最近は、よく「中国語の響が綺麗なあ」と聞きました
「は」がつくと、最近は最近でも現在の話になってしまうので、動詞も現在形にした方がいいです。
また、「よく~~~しました」と言うと、かなり過去の話と言いますか、
少なくとも「最近」の話ではないニュアンスになるので、
やはりここは、「最近、よく「~~~」と聞きます」がいいと思います。
それから「綺麗」は形容動詞「綺麗だ」ですので、
「なあ」という感嘆詞をつけるなら、「綺麗だなあ」とします。
↑
あまり良い説明ではないかもしれません。すみません。
ほかの皆さんで、もっといい説明があったらお願いしますね。
それから、私が中国語を勉強してるのは、まさにこれが理由です。
これって、中国語の響きは本当に美しい、ということ。
意味が全然わからなくても、中国語でラジオを聴いていると、
まるで音楽の調べを聴いてるような気になります。
なーんて、私っておおげさかしら、と思っていたら、
ある本に、「世界で一番美しい言葉(音声)は、西のフランス語、東の中国語」と書いてありました。
やっぱり! と、嬉しくなりました。
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わーい
大家,晚上好♪
中国猫さん
別のトピックで、「漢詩を読みましょう」という話をしていて、
私が好きな漢詩を載せて欲しいって思っていました。
その漢詩が、なんと 「但愿人长久」の元である
蘇軾の「水调歌头」だったのですよ♪
だけど、詩の内容から考えると
まるで最終回のようになってしまうかな、と思って
言わずにいました。
だから、但愿人长久の文字をフォーラムで見たときビックリしました(^^)
私が知っている漢詩は、とても少ないので
中国猫さんが「很好听」と思う漢詩をたくさん教えてくださいね。
漢詩コーナー、楽しみです♪
中国猫さん
別のトピックで、「漢詩を読みましょう」という話をしていて、
私が好きな漢詩を載せて欲しいって思っていました。
その漢詩が、なんと 「但愿人长久」の元である
蘇軾の「水调歌头」だったのですよ♪
だけど、詩の内容から考えると
まるで最終回のようになってしまうかな、と思って
言わずにいました。
だから、但愿人长久の文字をフォーラムで見たときビックリしました(^^)
私が知っている漢詩は、とても少ないので
中国猫さんが「很好听」と思う漢詩をたくさん教えてくださいね。
漢詩コーナー、楽しみです♪
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和訳
中国猫さん
私が知っている「水调歌头」の訳を紹介します。
日本人の私にも、とても馴染みやすい和訳で
今まで見た中で、個人的には一番好きな訳です。
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~
水调歌头 / 苏轼
この明月(めいげつ)はいつから有るのだろう、杯を取って澄みわたった空に尋ねてみる。
天上の宮殿では、今宵は何年に当たるのだろうか。
私は風に乗って(天界に)帰りたいと思うが、絢爛たる高殿は高いところにあるので
寒くてたまらなかろう、とも恐れる。起ち上がって舞い、影とたわむれていると、
この世にいるとも思えない。
とき色の楼閣をめぐり、レリーフを施した戸口に低く射しかかり、
眠れずにいる者を照らしている。
恨みがあるはずは無いのに、なぜいつも離れ離れになっているときに限って円いのか。
人には歓びと哀しみ、出会いと別れがあり、月には晴れと曇り、満ちと欠けがあり、
それは古(いにしえ)より全き(まったき)ことは難い(かたい)のである。
かの人がいつまでも元気でいて、千里を隔てていても
共に艶やかな月を賞でる(めでる)ことができるよう、願うのみ。
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~
私が知っている「水调歌头」の訳を紹介します。
日本人の私にも、とても馴染みやすい和訳で
今まで見た中で、個人的には一番好きな訳です。
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水调歌头 / 苏轼
この明月(めいげつ)はいつから有るのだろう、杯を取って澄みわたった空に尋ねてみる。
天上の宮殿では、今宵は何年に当たるのだろうか。
私は風に乗って(天界に)帰りたいと思うが、絢爛たる高殿は高いところにあるので
寒くてたまらなかろう、とも恐れる。起ち上がって舞い、影とたわむれていると、
この世にいるとも思えない。
とき色の楼閣をめぐり、レリーフを施した戸口に低く射しかかり、
眠れずにいる者を照らしている。
恨みがあるはずは無いのに、なぜいつも離れ離れになっているときに限って円いのか。
人には歓びと哀しみ、出会いと別れがあり、月には晴れと曇り、満ちと欠けがあり、
それは古(いにしえ)より全き(まったき)ことは難い(かたい)のである。
かの人がいつまでも元気でいて、千里を隔てていても
共に艶やかな月を賞でる(めでる)ことができるよう、願うのみ。
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